サイラエース

サイラエース®(シランカップリング剤)

サイラエース®は金属やガラスといった無機材料と、樹脂などの有機材料とを、特性を損なうことなく結合させることができるシランカップリング剤です。

サイラエース®とは 製品一覧 使用方法

使用方法

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有機材料への添加法
  有機材料 (樹脂類) に直接もしくは有機溶剤で希釈して添加します。
使用量は、使用する系、条件等によって異なりますが、実用的には0.2~2%程度です。
なお、使用するサイラエース®の種類によっては、増粘、ゲル化等を起こすことがありますので、使用に際しては十分にご注意ください。
インテグラルブレンド法 (有機材料-無機材料への一括添加)
  有機材料 (樹脂類) と無機質充填材 (無機フィラー) とを混合する時に、直接または有機溶剤 (もしくは水) で希釈して添加します。使用量は0.2~2%程度です。
無機材料の表面処理法
  ● ガラス繊維
サイラエース®の0.2~0.5%水溶液 (または水-アルコール溶液) をつくり、ガラス繊維を浸漬させ、風乾後110~120℃/5~10分にて乾燥させることで処理できます。
  ● 無機フィラー
乾式法 : ミキサー、Vブレンダー等でフィラーを強制攪拌しているところに、適量のサイラエース®を直接または有機溶剤 (もしくは水) で希釈して添加します。有機溶剤を用いた場合には換気や引火に対し特に注意が必要です。
湿式法 : フィラーを水に分散させ、スラリー状態となったところにサイラエース®の水溶液を添加していく方法です。攪拌後静置してフィラーを沈降分離し、乾燥させます。
スプレー法 : 炉から出てきた高温フィラーにサイラエース®をスプレーします。乾燥の必要がなく、工程が簡略化できますが、換気や引火に対し注意が必要です。
プライマーとして使用する場合
  サイラエース®は、プライマーとして使用した場合にも優れた特性を発揮します。
特に金属、ガラス、コンクリート、無機系サイディング材などの基材に対して、塗料、接着剤、シーリング材などの密着性 (特に耐水密着性) を著しく改善することができます。
通常、エポキシ系、メルカプト系、アミノ系のサイラエース®を溶剤で1~20%に希釈してプライマーを調製します。溶剤にはアルコール類、アルコールと水の混合系、トルエン、酢酸エチル、ケトン類をご使用ください。プライマーを基材に塗布した後は十分に乾燥させるか、80~100℃の温度で5分程度の乾燥処理が必要です。
 
サイラエースの必要量
  最良のカップリング効果を出すには、単分子層でカップリング材が無機表面につくことが望ましく、シラン必要量は次の式で求められます。
シランカップリング剤の処理量 (g)  =  充填材の重量 (g) × 充填材の比表面積 (m2/g)
シランカップリング剤の最小被覆面積 (m2/g)
実際はこの式で求めた値よりも多少上下にずれることがあります。また、フィラーの表面状態やシランの処理方法によっても異なります。フィラーの表面積は粒子径等によっても異なります。なお、比表面積、最小被覆面積がわからないときには、フィラーに対し1重量%添加を基準にしてください。
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選択基準

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品名 適用樹脂
熱硬化性樹脂 熱可塑性樹脂 エラストマー・ゴム

フェノール

メラミン

エポキシ

不飽和ポリエステル

ジアリルフタレート

ポリイミド

ウレタン

ポリブタジエン

フラン

ナイロン

ポリエチレン

ポリプロピレン

ポリ塩化ビニル

ポリスチレン

ポリカーボネート

ウレタン

PBT・PET

ABS

アクリル

ポリブタジエン

ポリイソプレン

SBR

ニトリルラバー

EPDM・EPM (S架橋)

EPDM・EPM (PO架橋)

エピクロルヒドリンラバー

ネオプレンラバー

ポリサルファイド

ブチルラバー

ウレタン

S210                                        
S220                                        
S310                  
S320                  
S330                
S350                                                
S510                
S530                      
S710                                  
S810                      
 ◎: よく使用されているケース ○: 使用されているケース
 
  ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。
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