保安防災・労働安全衛生への取り組み SAFETY, DISASTER PREVENTION AND OCCUPATIONAL SAFETY AND HEALTH EFFORTS

JNCグループは、安全が会社存続と社会貢献の基盤であるとの基本理念のもと、「ゼロ災」、「ゼロトラブル」を具体的なRC方針として掲げ、保安の確保と無災害に向けて積極的に取り組んでいます。

保安防災・安全活動

2024年度は、コミュニケーションの向上、危険予知、ヒヤリハット提案、計画段階チェックリスト、安全評価、機器HAZOP(リスク特定手法)およびリスクアセスメントを展開しました。
また、従業員の基礎教育・訓練に取り組み、国内事業場では前年度に引き続き、実機およびVRによる危険体感や短編映像教材を活用した教育を行いました。事業場単位で実施していたノンテクニカルスキル教育は継続して行うとともに、国内事業場全体
への展開を計画的に進め、より一層従業員の行動特性向上に努めています。
労働災害について、休業災害は国内・海外全ての事業場で発生しませんでした。これは統計を取り始めた1998年以降、はじめての結果となりました。不休災害は7件発生しましたが、2023年度の10件発生から3件減少した結果となり、9事業場が完全
無災害を達成しました。今後も安全活動を推進して、安全安定運転に努めてまいります。

安全成績(休業災害、不休災害の件数)

度数率:

100万労働時間当たりの災害件数
(1000人が約5ヶ月働いて1回災害が発生した場合、度数率が1となります)

労働災害発生件数

健康増進活動

2024年度から、有所見者率や高ストレス者率等の数値目標を掲げて取り組みました。3事業場(4工場)において有所見者率が改善され、グループ全体の有所見者率は前年度より2.4%改善しました。
高ストレス者率は、前年度からほぼ横ばい状態となりました。今後も活動を推進して、従業員における健康増進の意識付けを行ってまいります。

社員の心の健康管理

厚生労働省が示した「労働者の心の健康の保持増進のための指針(メンタルヘルス指針)」に基づき、セルフケアを目的とした悩み相談窓口やカウンセリング制度等を導入し、社員の心の健康づくりに取り組んでいます。加えて、メンタルヘルス疾患により欠勤・休職している社員の復職を支援するため、リハビリ勤務制度を導入しています。また、リハビリ勤務期間中は産業医や医療スタッフが定期的にフォローを行い、本人の復職をバックアップするための体制を整えています。2023年度は新たにメンタルヘルスケアとしてeラーニングを取り入れ、96%の社員が受講して、自身の心のセルフケアをしています。

  • 有所見者率

  • 高ストレス者率

  • 喫煙者率

  • 再検査受診率