研究開発 RESEARCH AND DEVELOPMENT

新たなシーンを切り拓く

暮らしや産業の発展に貢献 ――次世代を拓くパイオニア精神

当社は、1906年の創業以来、日本化学工業界のパイオニアとして時代のニーズに即応した製品および技術を世に送り出してきました。
私たち研究開発陣は、この遺伝子を受け継ぎ、ディスプレイ用液晶材料「リクソン®」を始めとして、熱接着性複合繊維「ES繊維」、肥効調節型肥料「LPコート®」、ホウ素系青色ドーパント材料(有機EL材料:関連会社へ事業移管)等を生み出しております。
産業構造が、従来のエネルギー消費型から環境調和・エネルギー節約型への変革を求められる今、人々の生活を豊かにするだけでなく、地球環境と調和したものづくりと技術の創生が研究開発陣に課せられた命題でもあります。
私たちは、これまで培った技術と経験を活かし、この命題に総力を結集して取り組んでいます。
特に下記ミッションにおいては社内連携を図るだけでなく、国内外の大学・研究機関および企業とオープンイノベーションを進め、早期に技術および事業を創りだすべく邁進しております。

基盤技術を軸とした研究開発

創業より幾多の基盤技術を培ってきました。液晶、有機EL材料の分子設計、精密有機合成技術、シリコーン・シロキサンポリマーを代表とする機能性高分子設計・合成技術、熱接着性複合繊維の紡糸技術、εポリリジンの発酵技術、天然セルロースの造粒技術など、これら基盤技術を活かした新規製品の開発をすすめております。

研究開発の重点分野

  • 1
    SDGsの視点を重視した環境・エネルギー関連材料(二次電池用材料、水処理技術システム用材料等)
  • 2
    高度情報社会を実現する機能性材料(有機EL材料、液晶及び周辺材料、アンテナ用液晶材料等)
  • 3
    安全で豊かな生活を実現するライフケミカル関連材料(クロマトグラフィー充填材料、抗ウイルス材料、微生物検査キット等)

今後、世の中のニーズはますます多様化し、高度化するものと予想されます。
私たちは、その要求に応えるため、一次元(点・線)から二次元(面)、さらに多次元的な視点で創造的に技術開発および事業開発を推進します。
当社は、新しい時代においても「パイオニア精神」の遺伝子を受け継ぎ、研究員一人ひとりが、快適で豊かなくらしづくりの実現に向け研究開発を推進してまいります。