水力発電 HYDROELECTRIC POWER GENERATION

JNCグループの水力発電事業

当社グループは、熊本県内の11カ所、宮崎県・鹿児島県内の各1カ所の合計13カ所で水力発電を行っております。合計最大出力は 97,990kW(2024年3月現在)で、年間発電量は一般家庭約14万戸分に相当します。発電した電力の一部は、総延長161kmの自社送電線によって水俣製造所へ送電し、水俣製造所や関連施設で使用しています。これらの発電設備は無人運転を行っており、水俣製造所にて24時間体制で遠隔監視制御しています。

  • 白川発電所につきましては、グループ会社である株式会社白川クリーンエナジーにて運営しております。

水力発電所の構成

当社の水力発電所は、全て「流れ込み式」です。川の上流に堰(せき)を設け、河川水からゴミや砂を取り除いた後に、水路を通して水槽に導きます。そこから水圧鉄管内を落下させ、水車を回して発電する仕組みです。大規模ダムのような設備が不要であることに加え、川の水をそのまま発電所に引き込み、発電後は元の川に戻すため、環境負荷の少ない発電方式です。また当社では、堰に魚道を設けて魚の遡上に配慮するなど、自然環境の維持に努めています。

流れ込み式水力発電の仕組み

お問い合わせ

電力事業部