感染症拡大防止に向けた対応について

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新型コロナウイルス感染症は確認から2年が経過した現在でも、世界中で多くの方々が罹患され苦しんでいらっしゃる状況にあります。罹患された皆さまとご家族および関係者の皆さまにお見舞い申し上げ、1日も早い回復をお祈り申し上げます。また、亡くなられた皆さま方に心よりご冥福をお祈り申し上げます。今日まで医療現場の最前線で感染拡大防止に向けてご尽力されています医療従事者の皆さまをはじめ、エッセンシャルワーカーの皆さまに、心より感謝申し上げます。

<当社のBCP>
JNCグループでは、事業を遂行する上で必要な経営資源および、外部に依存する組織や機能が被害を受け、当社グループの事業継続を脅かす事態が発生した際には、事業継続計画(以下「BCP」という。)を発動し、当社グループの事業に係わる資産の保全と、社会・地域に貢献するとともに、すべてのステークホルダーの皆さまと的確な情報共有を行い、取引上の要請に対応してまいります。

首都圏大規模災害に備えたBCPでは、本社機能が麻痺した場合、主要機能を事業所に移管し、指揮命令系統を早期に確立するための「本社災害対策本部」を設置し、迅速かつ適切な対応を行います。

<新型コロナウイルスへの対応>
【全社的な対応】
基本となる感染症対策のガイドラインを策定し、製造部門を持つ事業所では、さらにこれに必要な事項を付け加えたガイドラインを定め、徹底した感染予防対策を講じています。

【事業所の対応】
当社グループの事業所は、従業員以外にも協力会社を含む多くの方々に操業を支えて頂いています。2020年には市原製造所(千葉県)にて大規模定期修理工事を実施しましたが、新型コロナウイルス感染症対策に注力した結果、感染者の発生なく工事を完遂することができました。今後もこの経験を同製造所の大型定期修理工事に活かしてまいります。各事業所では場内へ新型コロナウイルスを入れない、持ち込まない対策として、入構時のサーモカメラでの検温、マスクの着用、フェーズによっては抗原検査での「陰性」確認を行うなど、徹底した対策を行っています。

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<事業・製品による貢献>
【国内原料による国産マスクの製造、販売】
当社グループの守山工場(滋賀県)と市原製造所(千葉県)では2020年から当社の熱接着性複合繊維を原料とした不織布を用いてマスクの製造を行っています。製造したマスクは当社グループの日祥株式会社で販売しています。

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【医薬品の中間体の製造・販売】
セルファイン®は抗体医薬、血液製剤、ワクチン製剤など、バイオ医薬品を分離精製するクロマトグラフィー用充填剤としてご利用頂いており、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関わる製品(ワクチン)にも採用されています。

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【新型コロナウイルスの検出技術開発】
◆国立大学法人東京農工大学大学院工学研究院 池袋一典(いけぶくろ かずのり)教授との、共同開発により、迅速-高感度免疫診断技術を用いて新型コロナウイルス(S 抗原タンパク質)の迅速-高感度検出に成功しました。(2020年11月24日リリース)
更なる改善と迅速な検査実現に向けて、開発を進めています。
https://www.jnc-corp.co.jp/news/2020/post-98.html

◆国立大学法人山梨大学大学院 総合研究部附属国際流域環境研究センターの原本英司(はらもとえいじ)教授との共同開発で、当社の特許技術であるPegcision(ペグシジョン)法を用いた世界最速レベルの下水中の新型コロナウイルス分離技術を開発しました。(2021年12月16日リリース)
https://www.jnc-corp.co.jp/news/assets/02ab89351b2a0db213b8a3c4d85e368876a77bbc.pdf
今後の下水疫学調査での活用が期待されており、早期の実証化を目指し開発を進めています。
本技術を活用したビジネスモデルは、公益財団法人千葉市産業振興財団主催「ポストコロナ時代の事業変革ビジネスコンテスト」で、当社グループ会社のJNCエンジニアリング株式会社が優秀賞を受賞いたしました。(2022年2月2日開催)
ビジネスモデル名:革新的ウイルス分離技術を用いた下水疫学調査ビジネスへの参入

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