JNC株式会社(東京都千代田区、社長:山田 敬三)は、熊本県上益城郡山都町に所有する水力発電所の改修工事を完成させ、営業運転を開始しましたのでお知らせ致します。
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当社グループは、環境・エネルギー分野を重要な事業ドメインと位置付けています。国内に13ヵ所の水力発電所(最大出力合計97,600kW)、4ヵ所の太陽光発電所(同16,000kW)を保有し、再生可能エネルギーによる発電事業に取り組んでいます。
この度、2013年より進めている水力発電所の大規模改修工事におきまして、内大臣川発電所が営業運転を開始しました。一連の大規模改修工事では、9ヵ所目の営業運転開始となります。2018年に発生した豪雨被害の影響等により工期延長となりましたが、水車・発電機を高効率の機器へ更新することで、認可取水量を変えずに出力を700kW(約10%)増強しました。
当社の水力発電所は全て「流れ込み式」を採用しています。河川水からごみを取り除いた後に、水路を通して水槽へ導き、水圧鉄管を落下させることで水車を回して発電する仕組みです。大規模なダムを必要としないため環境負荷が低く、二酸化炭素排出量が少ない、貴重な純国産のエネルギーです。
当社は、これまで培ってきた発電技術を生かし、周辺環境に配慮しながら、将来にわたり安定したエネルギーの供給で持続可能な社会に貢献してまいります。
<内大臣川発電所の概要>
(1)所在地 |
熊本県上益城郡山都町 |
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(2)最大出力 |
改修前 |
7,300kW |
改修後 |
8,000kW(一般家庭 約11,700戸分の年間発電量) |
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(3)投資金額 |
約48億円 |
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(4)工事着工(発電停止) |
2018年4月 |
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(5)営業運転開始 |
2021年1月1日 |
<水力発電設備一覧>
