JNC株式会社(東京都千代田区、社長:後藤泰行)は、台湾台中市において工事を進めてきた子会社の被覆肥料生産工場を完成させ、このたび竣工しましたことをお知らせいたします。
当社グループは、高度情報化社会に欠かせない液晶材料や有機EL材料の研究開発および製造販売を基幹事業とする一方、急激な人口増加、先進国での高齢化および地球温暖化といった地球規模の変化に対して食料、健康およびエネルギー・環境も重要な課題と位置づけております。
当社グループの肥料事業を担うジェイカムアグリ株式会社(東京都千代田区、社長:大衡一郎)は、韓国、中国、東南アジアにおいて急速に拡大している被覆肥料の需要に対応するため、台湾台中市において建設を進めてきた海外で初めての生産工場を完成させ、2016年12月9日に竣工式を行いました。これにより、被覆肥料の安定した供給体制の構築および海外市場への販売拡大に取り組んで参ります。
被覆肥料は、肥料成分を樹脂が主成分である材料で被覆したもので、肥料成分の溶出を作物の生育パターンに応じて適切にコントロールすることができる肥料です。そのため施肥の省力化と肥料成分の土壌・地下水への流出を最小限に抑えることで環境負荷の低減を実現する事ができます。
<子会社の概要>
(1)商号 |
台灣傑康農業科技股份有限公司 JCAM AGRI TAIWAN.CO.,LTD. |
(2)設立 |
2015年7月 |
(3)所在地 |
台湾台中市大肚區萬興路28號 |
(4)代表者 |
大衡一郎 |
(5)資本金額 |
128.2百万台湾ドル(約5億円) |
(6)出資者 |
ジェイカムアグリ株式会社(※)(100%) |
(※)ジェイカムアグリ株式会社は当社の子会社です。
<工場の概要>
(1)工事完了 |
2016年11月 |
(2)生産能力 |
12,000t/年 |
以上

台灣傑康農業科技股份有限公司の外観