JNC株式会社(東京都千代田区、社長:後藤 泰行)は、熊本県上益城郡山都町に保有する内大臣川発電所、津留発電所につき、大規模改修工事を実施することと致しました。
当社グループは、高度情報化社会に欠かせない液晶材料や有機EL材料の製造販売および研究開発を基幹事業とする一方、環境・エネルギー分野も重要な事業ドメインと位置付け、九州地区に13ヵ所の流れ込み式水力発電所(最大出力合計93,700kW)を保有し、太陽光発電にも取り組んでおります。
当社の水力発電所は、長期計画に基づく老朽対策により、その発電能力を維持してきました。クリーンエネルギーに対する社会的要請が高まる中、当社は発電能力の増強と電力の安定供給を実現すべく、水力発電所の改修を順次進めております。
今般、既に工事を決定した8ヵ所の発電所に続き、内大臣川発電所、津留発電所についても大規模改修工事を実施することと致しました。内大臣川発電所は竣工から100年、津留発電所は97年を迎えます。今回の工事により、認可取水量は現状のまま、水車・発電機等を高効率な機器へ更新することで、最大出力および年間発電量のアップを目指します。工事に際しては、環境と安全に充分配慮致します。
水力発電は、二酸化炭素排出量が少なく、環境に優しい貴重な純国産のエネルギーです。当社は、これまで培ってまいりました発電技術を生かし、自然環境、地域社会に配慮した事業活動を行い、将来にわたり安定したエネルギーの供給で社会に貢献してまいります。
<発電所の概要>
1.内大臣川発電所
(1)所在地 |
熊本県上益城郡山都町 |
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(2)最大出力 |
改修前 |
7,300kW |
改修後 |
7,900kW(一般家庭 約11,500戸分の年間発電量) |
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(4)投資金額 |
約44億円 |
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(5)設計着手 |
2016年10月予定 |
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(6)営業運転開始 |
2020年 6月予定 |
2.津留発電所
(1)所在地 |
熊本県上益城郡山都町 |
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(2)最大出力 |
改修前 |
10,700kW |
改修後 |
11,100kW(一般家庭 約16,200戸分の年間発電量) |
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(4)投資金額 |
約49億円 |
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(5)設計着手 |
2016年10月予定 |
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(6)営業運転開始 |
2021年 3月予定 |
以上
