JNC株式会社(東京都千代田区、社長:後藤 泰行)は、熊本県に所有する水力発電所2ヵ所の改修工事を完成させ、新たに営業運転を開始しましたのでお知らせ致します。
当社グループは、先端化学企業として液晶材料や有機EL材料の研究開発および製造販売を基幹事業とする一方、環境・エネルギー分野も重要な事業ドメインと位置付けています。国内に13ヵ所の水力発電所(最大出力合計93,600kW)、4ヵ所の太陽光発電所(同16,100kW)を保有し、再生可能エネルギーによる発電事業に取り組んでいます。
このたび営業運転を開始する2ヵ所の発電所を含め、当社の水力発電所は全て「流れ込み式」を採用しています。河川水からごみを除去し、水路を通して水槽へ導き、水圧鉄管を落下させることで水車を回し、発電する仕組みです。大規模なダムを必要としないため環境負荷が低く、また二酸化炭素排出量が少ない、貴重な純国産のエネルギーです。
当社は既存の水力発電所の大規模改修工事を順次進めています。昨年営業運転を開始した栗野発電所(鹿児島県)、今回営業運転を開始した七滝川第一発電所、竹の川発電所のほか、5ヵ所の発電所の改修工事を決定しており、順次工事を進めています。当社は、これまで培ってきた発電技術を生かし、周辺環境に配慮しながら、将来にわたり安全安定運転によるエネルギーの供給で社会に貢献してまいります。
<発電所の概要>
1.七滝川第一発電所
(1)所在地 |
熊本県上益城郡御船町 |
|
(2)最大出力 |
改修前 |
1,600kW |
改修後 |
1,600kW(一般家庭 約2,300戸分の年間発電量) |
|
(3)工事着工 |
2014年2月 |
|
(4)営業運転開始 |
2016年9月1日 |
2.竹の川発電所
(1)所在地 |
熊本県球磨郡五木村 |
|
(2)最大出力 |
改修前 |
3,000kW |
改修後 |
3,200kW(一般家庭 約4,700戸分の年間発電量) |
|
(3)工事着工 |
2011年1月 |
|
(4)営業運転開始 |
2016年9月2日 |
以上
