JNC株式会社(東京都千代田区、社長:森田美智男)は、九州に展開する既設水力発電所につき、以下の工事を実施することといたしました。
JNCグループは、高度情報化社会の発展に貢献する液晶材料や有機EL材料の製造販売および開発を基幹事業とする一方、環境・エネルギー分野も重要な事業ドメインとして位置づけ、九州地区で13箇所(最大出力合計93,200kW)の流れ込み式水力発電所を擁した水力発電事業や、リチウムイオン二次電池用部材の製造販売等の事業を展開しており、更に昨年から千葉県市原市、滋賀県守山市で太陽光発電事業にも取り組んでおります。
当社の水力発電所は、設置後50~100年を経過しておりますが、長期計画による老朽対策工事を実施し、その発電能力を保ってきました。今後は既設水力発電所の主要設備を順次、高効率発電機等に更新することで、認可取水量は現状のままに、最大出力及び年間発電量をアップさせ、水力発電の増強と安定供給を実現します。
工事にあたっては、周辺環境に十分配慮し進めてまいります。
再生可能エネルギーに対する社会的要請が高まりつつあるなか、自然に優しい水力発電はその重要性が見直されています。当社はこれまで培ってまいりました発電技術を活かし、自然環境、地域社会に配慮した事業活動を行い、将来にわたり安定したクリーンエネルギーの供給で社会に貢献してまいります。
<事業の概要>
(1)工事対象発電所 |
七滝川第一発電所(熊本県上益城郡御船町) |
七滝川第二発電所(熊本県上益城郡御船町) |
|
川辺川第二発電所(熊本県球磨郡相良村) |
|
(2)現行最大出力(合計) |
12,600kW |
(3)工事後最大出力(合計) |
13,500kW(一般家庭 約2万戸分の年間発電量) |
(4)投資金額 |
約48億円 |
(5)工事着工 |
平成26年2月予定 |
(6)工事完了 |
平成28年4月予定 (川辺川第二発電所のみ平成29年2月予定) |
以上

川辺川第二発電所 全景

川辺川第二発電所 航空写真