太陽光追尾型発電設備の実証実験開始について

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 JNC株式会社(東京都千代田区、社長:森田美智男)の子会社である千葉ファインケミカル株式会社(千葉県市原市、社長:知久真司)は、太陽光追尾型発電設備の実証実験を開始します。

 再生可能エネルギーに対する社会的要請が高まりつつあるなか、太陽光による電力はその重要性を増しています。

 JNCグループは、環境・エネルギー分野を重要な事業ドメインとして位置づけ、九州地区における水力発電事業や、自動車・住宅用蓄電池に使用されるリチウムイオン二次電池用部材の製造販売等の事業を展開しています。
 今般当社は、QBotix社(米国、CEO: Wasiq Bokhari)の技術を導入した太陽光追尾型の発電設備を、日本で初めて建設し実証実験を開始することを決定しました。

 同社による技術は、支柱に設置された太陽光発電パネルをロボットが巡回し、パネルの角度を二軸で駆動させ精緻に太陽光を追尾できるユニークなもので、従来の一般的な追尾システムと比べて設備が簡便で故障しにくい特長があります。

 実証実験は、2013年4月に開始し、日本の風土の適否(耐候性)や発電量などから本設備の事業性を検討するものです。発電量は二軸の太陽光追尾により、定置型パネルの約1.4倍を見込めるため、再生可能エネルギー法(FIT法)による買取電力価格の変動に対しても有効な発電設備として期待されます。

 当社グループは、今後とも太陽光発電などの再生可能エネルギーの活用による地球環境保全に貢献してまいります。

 QBotixx社について
  米国カリフォルニア州に本拠を置き、ロボット技術を用いた高効率な太陽光発電技術を開発している。
  詳細は www.qbotix.comを参照ください。