
液晶
当社では液晶ディスプレイなどに用いられる液晶の製造販売を行っています。
発見から実用化まで、液晶の歩みとともに
液晶とは、1888年、オーストリアの植物学者ライニッツァーが、コレステロール誘導体を加熱する際に、「液体状でありながらも結晶の性質をもつ状態」を発見したことに端を発し、1889年、ドイツの物理学者レーマンが、この状態を“液晶”と名付けました。その後、1968年に初の液晶ディスプレイを発表して以来、電卓や腕時計への実用化を皮切りに、2000年以降は大型テレビやスマートフォンへの採用が加速しました。JNCは、液晶製品の黎明期から液晶材料開発を行っており、あらゆる用途に適用可能な、様々な駆動方式に対応する液晶材料を設計・開発してきました。
物性を操り、求めるパネル特性へ
駆動モードしては、縦電界(TN、STN、VA、PSA)モード、横電界(IPS、FFS)モードなどが挙げられます。搭載するアプリケーションにより要求される特性が異なりますが、ポジ型/ネガ型液晶、フッ素系/シアノ系液晶を取り扱い、粘度・弾性定数・誘電率異方性・屈折率異方性・相転移温度などの基礎的な材料物性をコントロールすることで、各製品に見合ったパネル特性(高速応答性・高コントラスト・高信頼性・高VHR・耐光性など)を得る製品を提供しております。
ディスプレイから、その先の光学素子へ
これまで、TVや携帯電話・スマートフォン、IT製品(Monitor、Notebook PC、Tablet等)へのディスプレイ(LCD)への適用が中心でしたが、近年は適用先も拡大し、VR(HMD)向けや車載向けのLCDの製品化が進み、更なる高速応答性・低消費電力化・高精細化や、広視野角化へ対応しています。また更に、ディスプレイだけでなく、その他の光学素子(調光フィルム/ガラス、液晶アンテナ、LCoS、ARグラスなど)への適用検討・製品化開発が進められています。調光パネル向けには、高信頼性、高コントラスト比、高Haze特性を備えるPDLC材料を製品化しています。

配向膜
配向膜とは液晶分子を配列させる高分子膜であり、液晶ディスプレイにとって必要不可欠な材料です。
当社の配向膜は液晶分子を液晶ディスプレイの駆動モードに応じて配向や傾き(プレチルト角)を制御することが可能です。
配向方法に関しては、従来のラビング法に加えノンラビング法の材料開発にも取り組んでいます。とくに横電界モード用配向膜においては、ラビング法および光配向法のいずれのプロセスにも対応した材料を有しており、高表示品位と高信頼性を達成します。

熱硬化性材料(オーバーコート)
熱硬化性材料とは、熱により硬化し様々な用途で使用される膜の総称です。当社ではお客様の要求に応じ、さまざまな特性の熱硬化性材料を提供しております。熱硬化性材料のうち、液晶ディスプレイに保護膜として用いられるものがオーバーコートです。
熱硬化性材料
塗布後に加熱することで硬化し、膜を形成することができます。パターニングをしない平坦膜を作成するのに適します。用途ごとにポリイミド系、アクリル系、エポキシ系、無機系材料を最適に組み合わせ、それぞれの長所を引き出した材料系を構築します。
カラーフィルター用保護膜(オーバーコート)
カラーフィルター用保護膜はカラーフィルターからの不純物の悪影響を防ぐ役割や、カラーフィルターを平坦化させる役割があります。
当社のオーバーコート材料はポリイミドとエポキシの長所を組み合わせた材料であり、高い透明性・高い耐熱性を持つ保護膜を作成することができます。
お問い合わせ
液晶事業部
- TEL.03-3243-6050
- FAX.03-3243-6069
