水力発電所大規模改修工事に関するお知らせ(熊本県/頭地発電所)

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 JNC株式会社(東京都千代田区、社長:後藤 泰行)は、熊本県球磨郡五木村に保有する頭地発電所につき、大規模改修工事を実施することと致しました。

 当社グループは、先端化学企業として液晶材料や有機EL材料の研究開発および製造販売を基幹事業とする一方、環境・エネルギー分野も重要な事業ドメインと位置付けています。国内に13ヵ所の水力発電所(最大出力合計94,600kW)、4ヵ所の太陽光発電所(同16,000kW)を保有し、再生可能エネルギーによる発電事業に取り組んでいます。

 当社の水力発電所は、長期計画に基づく老朽対策により、その発電能力を維持してきました。クリーンエネルギーに対する社会的要請が高まる中、当社は発電能力の増強と電力の安定供給を実現すべく、水力発電所の改修を順次進めております。

 今般、既に工事を決定した10ヵ所の発電所(内5ヵ所は営業運転開始)に続き、頭地発電所についても大規模改修工事を実施することと致しました。頭地発電所は竣工から90年を迎えます。水車・発電機の最適化を図ったところ、最大出力を下げることとなりましたが、機器の高効率化により年間発電量は増大する見込みです。工事に際しては、環境と安全に充分配慮致します。

水力発電は、二酸化炭素排出量が少なく、環境に優しい貴重な純国産のエネルギーです。当社は、これまで培ってまいりました発電技術を生かし、自然環境、地域社会に配慮した事業活動を行い、将来にわたり安定したエネルギーの供給で社会に貢献してまいります。

<発電所の概要>

頭地発電所

(1)所在地

熊本県球磨郡五木村

(2)最大出力

改修前

5,200kW

改修後

4,990kW(一般家庭 約7,300戸分の年間発電量)

(4)投資金額

約34億円

(5)設計着手

2018年11月予定

(6)営業運転開始

2022年 4月予定

以上