中国における液晶大型ブレンド設備導入のお知らせ

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 JNC株式会社(東京都千代田区、社長:後藤泰行)は、当社グループ会社である「捷恩智液晶材料(蘇州)有限公司」の液晶ブレンド工場に大型ブレンド設備一式を導入することを決定致しましたので、お知らせ致します。

 

 当社グループは、高度情報化社会に欠かせない液晶材料の研究開発および製造販売を基幹事業とし、世界中の液晶ディスプレイメーカーに液晶材料を供給しています。液晶テレビやスマートフォン、タブレットなど生活に身近な製品に当社の液晶材料が用いられています。

 

 現在中国では各社による液晶ディスプレイ生産ラインの新設・増設計画が進んでおり、今後液晶ディスプレイの製造台数では中国がトップになる事が予想されています。これに伴い中国内での液晶ディスプレイ関連部材の需要量増加が見込まれます。JNCは顧客要求に対応するために今年完成した中国・蘇州の液晶ブレンド工場に大型ブレンド設備一式を導入致します。

 

 当社グループでは水俣製造所(熊本県)で液晶化合物を製造し、市原製造所、台南工場、蘇州工場の三拠点で液晶化合物をブレンドし、ディスプレイ用の液晶組成物を生産しています。既に大型ブレンドの技術開発は確立しており、市原製造所、台南工場では装置の設置を完了しています。

 

 今回中国の大型ブレンド設備の導入で、全拠点に大型ブレンド設備を導入する事になり、液晶生産効率を上げ、製造コスト改善を図り、全ての顧客に安定した供給体制を整えます。

 

 着工は本年11月、設備完成は2017年5月を予定しています。需要増大が予測されている中国において、液晶材料の大型製造設備設置により、一層のサービス向上と事業の拡大を図ってまいります。

 

<工場の概要>

(1)社名

捷恩智液晶材料(蘇州)有限公司

(2)所在地

中国 江蘇省蘇州市蘇州高新区

(3)代表者

董事長 松下 哲也

(4)稼動開始

2016年3月

 

<参考:当社液晶事業における他の拠点>

(1)生産拠点

【国内】水俣製造所(熊本県水俣市)

     市原製造所(千葉県市原市)

     戸畑工場(福岡県北九州市)

【海外】台南工場(台湾)

     蘇州工場(中国)

(2)技術サービス拠点

【国内】市原研究所(千葉県市原市)

【海外】ソウルテクニカルセンター(韓国)

     蘇州テクニカルセンター(中国)


                                                                                            以上