JNC株式会社(東京都千代田区、社長:後藤 泰行)は、熊本県上益城郡山都町に保有する目丸発電所につき、大規模改修工事を実施することといたしました。
JNCグループは、高度情報化社会に欠かせない液晶材料や有機EL材料の製造販売及び研究開発を基幹事業とする一方、環境・エネルギー分野も重要な事業ドメインと位置づけ、九州地区に13ヶ所の流れ込み式水力発電所(最大出力合計93,200kW)を保有し、太陽光発電にも取り組んでおります。
当社の水力発電所は、長期計画に基づく老朽化対策により、その発電能力を維持してまいりました。クリーンエネルギーに対する社会的要請が高まる中、当社は発電能力の増強と電力の安定供給を実現すべく、水力発電所の改修を順次進めております。
今般、既に工事を決定した7ヶ所の発電所に続き、目丸発電所についても大規模改修工事を実施することといたしました。目丸発電所は、当社が保有する水力発電所の中で最も新しい発電所ですが、既に竣工から51年目を迎えております。今回の工事により、認可取水量は現状のまま、水車・発電機等を高効率な機器へ更新することで、最大出力及び年間発電量のアップを目指します。工事に際しては、環境と安全に充分配慮いたします。
水力発電は、二酸化炭素排出量が少なく、環境に優しい貴重な純国産のエネルギーです。当社は、これまで培ってまいりました発電技術を活かし、自然環境、地域社会に配慮した事業活動を行い、将来にわたり安定したエネルギーの供給で社会に貢献してまいります。
<事業の概要>
(1)工事対象発電所 |
目丸発電所(熊本県上益城郡山都町) |
(2)現行最大出力(合計) |
5,700kW |
(3)工事後最大出力(合計) |
5,900kW(一般家庭 約8,600戸分の年間発電量) |
(4)投資金額(合計) |
約22億円 |
(5)工事着工 |
2015年7月予定 |
(6)工事完了 |
2018年6月予定 |
以上
現在の目丸発電所