MC-Media Padを使用したメンブランフィルター検査方法


各種検査方法


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MC-Media Padを使用したメンブランフィルター検査方法
   

検査の意義


 水、飲料などの比較的微生物の少ない液体試料は、通常の1 mL添加する方法で正確な菌数を測定するのは困難です。メンブランフィルターで液体試料をろ過し、 捕捉された菌をMC-Media Padで培養することでコロニー数を測定し、液体試料中の菌数を計算します。


検査方法


1) 以下の器材を準備します。


MC-Media Padを用いた食品検査法:メンブランフィルター準備


2) MC-Media Padに1 mLの滅菌水を添加し、カバーフィルムを閉じて15分以上静置します。


※前日に添加して、アルミ袋に入れて冷蔵庫に保存しておいてもかまいません。
   


3) 滅菌済メンブランフィルターをセットして、試料液をろ過します。また、ろ過した液量を記録します。


MC-Media Padを用いた食品検査法:メンブランの設置とろ過


4) ろ過したメンブランフィルターをMC-Media Padに載せます。


MC-Media Padを用いた食品検査法:メンブランへの転写


5) MC-Media Padを培養器に入れ、各製品の指定温度及び時間で培養します。


MC-Media Padを用いた食品検査法:培養


6) 培養器からMC-Media Padを取り出し、各製品の判定方法に従って、コロニー数を測定します。


MC-Media Padを用いた食品検査法:コロニーカウント


7) コロニー数とろ過液量から、液体試料中の菌数を計算します。