APPLICATION

ポリリジンの活⽤例

食品

ポリリジン製剤の主な⽤途

ポリリジン製剤とはポリリジンと別の日持ち向上成分を組み合わせることで優れた静菌効果を発揮する⾷品保存料です。
例えば醸造酢は静菌効果があるとされますが、添加すると酸味が強くなります。ポリリジンを加える事で醸造酢の添加量をきわめて低く抑えることができますので、
⾷品の酸味を抑えつつ、期待する静菌効果を得ることができます。

ポリリジン製剤の種類

食品種類 ポリリジン製剤
米飯 白飯 GA-30
炊き込みご飯 GA-30
チャーハン GA-30
菓子類 蒸しパン GL-110G
カスタードクリーム GL-110G
ゆで小豆 GL-110G
惣菜 ホワイトソース GL-110G
人参煮物 GA-30、GL-ライト
野菜煮物 GA-30、GL-ライト
肉じゃが GL-ライト
魚の煮付け GL-ライト
野菜かき揚げ GL-ライト
鶏唐揚げ GL-ライト
ハンバーグ GL-ライト
ポテトサラダ GL-110G
厚焼き卵 GL-110G
ほうれん草のソテー GL-ライト
野菜のごま和え GL-ライト
麺類 焼きそば GA-30
茹でそば GA-30
茹でうどん GA-30
スパゲッティ GA-30
明太子スパゲッティ GA-30
その他 寿司ネタ(マグロ) GU-733C
寿司ネタ(甘海老) GU-733C
めんつゆ GU-733C
魚の切り身 GU-733C
  • GA-30
    ポリリジンと醸造酢の
    組み合わせ
  • GL-110G
    ポリリジンとグリシンの
    組み合わせ
  • GL-ライト
    ポリリジンと酢酸Naの
    組み合わせ
  • GU-733C
    ポリリジンとアルコールの
    組み合わせ

食品添加物 保存料(ポリリジン)・日持ち向上剤製剤

ガードエース GA-30は、天然系食品保存料ポリリジンと醸造酢を組み合わせた食品保存剤です。

  • ガードエース GA-30は醸造酢に比べて少ない添加量で優れた食品保存効果を示します。
  • ガードエース GA-30を添加して製造した食品は酸味、酸臭が少なく、食品の風味を損ないません。
  • ガードエース GA-30は以下のような食品に利用されています。

利用食品例

米飯類(白飯、炊き込みご飯)
麺類(そば、うどん、スパゲティー)
惣菜類(煮物)

原材料 醸造酢、pH調整剤、食塩、乳化剤、香料、保存料(ポリリジン)
使用方法 水または調味液に加え、よく混ぜてご使用下さい。
使用量 食品材料の重量に対して0.5〜1%程度使用して下さい。
食品に添加した場合の表示例 保存料(ポリリジン)
保証期間 製造後12ヶ月(未開封)
保管方法 直射日光を避け冷暗所に保管して下さい。
開封後は冷蔵(10℃以下)・密閉保存し、早めにご使用ください。
包装 20kg/1ケース

ガードエース GA-30の使用例と保存効果

食品種類 食品 使用方法 保存効果
米飯 白米 加水時に生米重量の
1.0%相当を添加
30℃-48時間
炊き込みご飯 加水時に生米重量の
1.5%相当を添加
30℃-48時間
茹でそば 茹で、冷却処理後の麺を
1〜2%溶液に5分間浸漬
15℃-72時間
茹でうどん 茹で、冷却処理後の麺を
1〜2%溶液に5分間浸漬
15℃-72時間
明太子スパゲティー ゆで麺および明太子重量の
0.5%相当を調理時に添加混合
15℃-72時間
惣菜 野菜煮物 出来上がり重量の0.5〜1.0%
相当を加熱前の調味液に溶解
30℃-48時間

保存効果:一般生菌数10⁵/g未満

  • 使用量と使用例、保存効果は代表的なものを示しています。
    お客様の製造レシピ、ラインの状態により必要な使用量、保存効果も異なりますので適宜ご確認の上、ご使用ください。

食品添加物 保存料(ポリリジン)・日持ち向上剤製剤

ガードロング GL-110Gは、天然系の食品保存料であるポリリジンを利用した優れた食品保存剤です。

  • ガードロングGL-110Gは少量添加で優れた食品保存効果を示します。
  • ガードロングGL-110Gは食品の風味への影響の少ない製剤です。
  • ガードロングGL-110Gは以下のような食品に利用されています。

利用食品例

菓子類(蒸しパン、カスタードクリーム、ホイップクリーム、ゆであずき)
惣菜類(厚焼き卵、ポテトサラダ、ホワイトソース)

主な成分 ε-ポリリジン、グリシン
使用方法 水または調味液に加え、完全に溶解させてから混ぜ込んで下さい。
使用量 商品の全重量に対して0.1〜0.5%を目安にご使用下さい。
食品に添加した場合の表示例 保存料(ポリリジン)、グリシン
保証期間 製造後12ヶ月(未開封)
保管方法 直射日光を避け冷暗所に保管して下さい。
開封後は再度シールをして吸湿に注意して早めにご使用ください。
包装 10kg/ケース

ガードロングGL-110Gの使用例と保存効果

食品種類 食品 使用方法 保存効果
菓子類 蒸しパン 対総材料0.3〜0.5%相当を
予め水に溶解
30℃-72時間
カスタード
クリーム
対製品重量の0.5%相当を
加熱前の牛乳に溶解
15℃-48時間
ホイップ
クリーム
生クリーム重量の0.5%相当を
ホイップ前に添加
15℃-48時間
ゆであずき 全重量の0.5%相当を添加混合 15℃-72時間
惣菜類 厚焼き卵 対材料の0.5%相当を
予め調味液に添加溶解
30℃-72時間
ポテトサラダ 総材料の0.2%相当を
調味液に添加溶解
10℃-7日間
ホワイト
ソース
全重量の0.5%相当を
加熱前に添加溶解
30℃-96時間

保存効果:一般生菌数10⁵/g未満

  • 使用量と使用例、保存効果は代表的なものを示しています。
    お客様の製造レシピ、ラインの状態により必要な使用量、保存効果も異なりますので適宜ご確認の上、ご使用ください。

食品への酸味、酸臭の影響を抑えた、画期的な食品保存用製剤

現在、食品の保存を目的に、多くのpH調整剤(酸味料)が使用されています。
しかし、pH調整剤による食品の保存は、食品に酸味、酸臭を与える欠点があります。
GL-ライトは静菌効果の高いポリリジンと日持ち向上剤を効果的に組み合わせることにより、食品への酸味、酸臭の影響を抑えた、画期的な食品保存用製剤です。
煮物、揚げ物をはじめとする種々の惣菜類にご使用いただけます。

利用食品例

野菜の煮物、てんぷら、コロッケ、ハンバーグ、魚塩焼き等

主な成分 ε-ポリリジン、pH調整剤
使用量 食品材料の0.5〜1.5%を
目安にご使用ください。
食品に添加した場合の表示例 保存料(ポリリジン)、pH調整剤
保証期間 製造後12ヶ月(未開封)
保管方法 直射日光を避け、冷暗所に保管して下さい。
開封後は再度シールをし、吸湿に注意して早めにご使用ください。
包装 1kg×10/ケース

GL-ライトの使用例と保存効果

食品 使用方法 保存温度 使用量 保存効果
肉じゃが 煮液に対する使用量を
加熱前の煮液に溶解
25℃ 1.0% 48時間
ハンバーグ 全重量に対する使用量を
添加溶解
25℃ 0.8% 48時間
魚塩焼き 10%食塩水に対する
使用量を添加溶解
25℃ 3.0% 48時間
野菜煮物 全重量に対する使用量を
加熱前の煮液に溶解
25℃
25℃
30℃
0.6%
0.8%
1.0%
48時間
72時間
48時間
コロッケ 具調整時に具に対する
使用量を添加混練
25℃
25℃
0.4%
0.6%
48時間
72時間
野菜かき揚げ バッター液重量に対する
使用量を添加溶解
25℃
25℃
0.6%
1.0%
48時間
48時間
魚煮付け 煮液に対する使用量を
加熱前の煮液に溶解
25℃
30℃
0.6%
0/8%
48時間
48時間

保存効果:一般生菌数10⁵/g未満

  • 使用量と使用例、保存効果は代表的なものを示しています。
    お客様の製造レシピ、ラインの状態により必要な使用量、保存効果も異なりますので適宜ご確認の上、ご使用ください。

食品添加物 保存料・エタノール製剤

寿司ネタめんつゆに添加することで日持ち向上効果が得られます。
ポリリジン併用により、アルコール単独に比べ少ない添加量で高い日持ち向上効果が得られます。
食品の食味、風味への影響が少なくなっています。

利用食品例

寿司ネタ(マグロ、甘海老、他)、めんつゆ。

原材料 食品用エタノール、pH調整剤、乳化剤、
ε-ポリリジン
アルコール濃度 67.5重量%
使用方法・量 めんつゆには1-2%を加えてご使用下さい。
寿司ネタには40-50%に希釈してご使用下さい。
食品に添加した場合の表示例 保存料(ポリリジン)、酒精
保証期間 製造後12ヶ月(未開封)
保管方法 直射日光を避け冷暗所に保管して下さい。
開封後は、冷暗所・密栓保管し早めにご使用ください。沈殿が発生することがありますが、品質に変わりありません。
包装 15kg金属缶

ガードパワーアップ 733Cの使用例と保存効果

食品種類 食品 ガードパワーアップ 733Cの
使用方法と使用量
保存効果
めんつゆ めんつゆ めんつゆには1-2%を加えて
ご使用下さい。
30℃-10日間以上
寿司ネタ マグロ 40-50%の希釈液に浸漬して
ご使用下さい。
10℃-72時間
甘海老 40-50%の希釈液に浸漬して
ご使用下さい。
10℃-72時間

保存効果:一般生菌数10⁵/g未満
ガードパワーアップ GU-733Cはアルコールとポリリジンの相乗効果により枯草菌に対して、他のアルコール製剤よりも優れた増殖抑止効果を示します。
そのため、添加量が少なくてすみ、食品の風味への影響が少なくなります。

  • 本試験結果は、弊社での試験ですので、使用条件により結果が異なります。
    ご使用にあたっては貴社ラインでの試験により最適な添加量をご検討下さい。