APPLICATION
ポリリジンの活⽤例
化粧品|化粧品原料としてのポリリジン
ポリリジンは化粧品原料として、トリートメントや美容液、乳液、ファンデーションなどの化粧品に処⽅することができます。ポリリジンは⾷品保存料としても利⽤されている、極めて安全性の⾼い天然アミノ酸です。 ⽯油化学由来の成分と⽐較して低刺激性で優れた効果を発揮します。
カチオンポリマーであるポリリジンは毛髪に吸着します。このためトリートメントやコンディショナーに添加することで、ブラッシング時のパサつきや、ブリーチによる毛髪ダメージを軽減でき、ヘアケア用途が期待できます。
ポリリジンのヘアケア効果
髪のパサつきを抑えるポリリジンの効果
ポリリジンは毛髪に吸着することで、髪のパサつきを抑えることができます。
毛髪はブラッシングすることで静電気を帯びます。しかしポリリジンはカチオンポリマーですので静電気が打ち消されて髪のパサつきを抑えることができます。
ポリリジン処理⽑:1000 ppm ポリリジンをアトマイザーで⽑髪に塗布後乾燥して調製
恒温恒湿(20℃、30 %RH)にて順化させた⽑束を30回ブラッシングし、髪の広がりを測定
髪のパサつきを抑えるポリリジンの効果
カチオンポリマーであるポリリジンは、ブリーチによる毛髪ダメージを緩和します。下の画像はブリーチ処理後の毛髪の電⼦顕微鏡写真です。ブリーチ処理をすると髪の水分が少なくなり、静電気によってキューティクルが剥がれます。しかしトリートメントやコンディショナーにポリリジンを添加することで、静電気が打ち消されてキューティクル間の反発が緩和します。このためポリリジンを添加することでブリーチによる毛髪ダメージの緩和が期待できます。
ポリリジン処理⽑︓ブリーチ⽑を1,000 ppm ポリリジン水溶液に5分間浸漬後、水洗、乾燥して調製
化粧品でのポリリジン採用事例
ポリリジンは様々な化粧品で使用されています。
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ヘアケア用品
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スキンケア用品
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美容液