ACplus(R-AC):一般生菌用迅速 / 一般生菌用 兼用


一般生菌数

MC-Media Pad ACplus発色見本 

判定 一般生菌は赤色コロニーを形成しますので、これらはすべて一般生菌です。 測定範囲上限である300個を超えるコロニーが形成された場合、正確な測定が困難になります。 検体を希釈して測定範囲に収まるようにしてください。このような場合、1×1グリッド内のコロニー数を測定し、20倍することで全体のコロニー数を概算できます。 希釈倍率を最適化する際の参考にしてください。

一般生菌数

MC-Media Pad ACplus発色見本2 

判定 104個以上の場合、培地全体が赤く着色して測定が困難になります。 また菌株によっては、多すぎる菌数によってコロニーが消失することがあります。希釈倍率を最適化してください。

グラム陽性菌
バチルス属菌

 

MC-Media Pad ACplus発色見本:グラム陽性菌
判定 運動性の高いバチルス属菌は、赤く広がったコロニーを形成することがあります。広がったコロニーも1個として測定してください。

グラム陰性菌

 

MC-Media Pad ACplus発色見本:グラム陰性菌
判定 グラム陰性菌は、グラム陽性菌と同様に赤色コロニーを形成します。このため、グラム陰性菌とグラム陽性菌を区別することはできません。

乳酸菌

 

MC-Media Pad ACplus発色見本:乳酸菌
判定 24時間培養でも赤色コロニーを確認できますが、正確な判定をするためには48時間培養を推奨します。

低温細菌

 

MC-Media Pad ACplus発色見本:低温細菌
判定 24時間培養でも赤色コロニーを確認できますが、正確な判定をするためには48時間培養を推奨します。

食品検体
パセリ

 

MC-Media Pad ACplus発色見本:食品検体パセリの例
判定 食品由来の色素が培地面に残っていますが、赤色コロニーのみをカウントして下さい。 パセリに限らず色素の濃い検体の場合に色が残ることがあります。色が濃く判定が難しい場合は希釈をして下さい。 なお、菌数が少なく、100倍希釈だと検出が少ない場合は50倍にするなど適時希釈倍率を調整して下さい。

食品検体
ひじき

 

MC-Media Pad ACplus発色見本:食品検体ひじき
判定 食品残渣がありますが色が異なりますのでコロニーカウントが可能です。 なお、赤い食品残渣がある場合は微生物由来の発色と形状が異なりますのでカウント可能です。赤く囲った箇所がコロニーです。

食品検体
クリームチーズ

 

MC-Media Pad ACplus発色見本:食品検体クリームチーズ
判定 放射線状に広がったコロニーはカビの可能性が高いです。菌糸が広がっているのが確認できます。 なお、カビの種類により赤色コロニーに黒や青などの発色が混ざることがあります。これはカビが胞子を形成することにより、その色素の色調が重複するためです。

食品検体
パイナップル

 

MC-Media Pad ACplus発色見本:食品検体パイナップル
判定 小さなコロニーと大きく広がったコロニーが両方出ている例です。大きく広がったコロニーも1つとしてカウントします。広がったコロニーの傘にあるコロニーも数えてください。

食品検体
生クルミ

 

MC Media Pad ACplus発色見本:食品検体 生くるみ
判定 大きく広がったコロニーや流れるように広がったコロニーがありますが、発色の中心付近に芯がありますので1つのコロニーとしてカウントします。