アプリケーションノートの公開
MC-Media Pad を使用した河川水の大腸菌数の測定

2022年3月9日

MC-Media Pad を使用した河川水の大腸菌数の測定

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2021 年 10 月 7 日に、環境省より水質汚濁に係る環境基準の見直しについて告示があり、2022 年 4 月 1 日より、生活環境の保全に関する環境基準のうち、大腸菌群数が新たな衛生微 生物指標として大腸菌数へ見直されることとなりました。

そこで、本アプリケーションノートでは、MC-Media Pad EC(大腸菌・大腸菌群用)(写真 1)を使用し、河川水の大腸菌数 を測定しました。

MC-Media Pad ECの外観

写真1 MC Media Pad ECの外観



各培地の培養結果を表1に、培養後の画像を写真2に示しました。

検体 採取地点 MC-Media Pad EC 市販寒天培地A
宮川 A 79 72
B 18 19

表1 MC-Media Pad ECと寒天培地との培養結果の比較



培養後の画像(左:MC-Media Pad EC、右:市販寒天培地A)

写真2 培養後の画像(左:MC-Media Pad EC、右:市販寒天培地A



MC-Media Pad ECと市販寒天培地Aは同等の大腸菌数を示し、 河川水の大腸菌数を環境省告示第62号記載の培地と同様に測定できる可能性が示唆されました。



※本件等では、検討数も多くなく、さらに、河川水をはじめとした環境水のすべての条件を網羅してはいないことから、 検査困難な検体がある可能性があります。何卒ご了承願います。

ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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