よくある質問をQ&A集としてまとめています。
アルミ袋25枚入りが4袋入って、1箱(100枚)となっています。
アルミ袋10枚入り×10袋もありますので、お気軽にお問い合わせください。
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2~15℃の冷蔵庫内にて、光を避けて保管してください。アルミ袋の開封後は、アルミ袋をしっかりとシールして、2~15℃の冷蔵庫内に保管し、1か月以内にご使用ください。MC-Media Padは乾燥培地ですが、完全乾燥ではないため、短期的な保管などの場合でも、冷蔵保管をお願いしています。なお、変色がみられた製品については使用しないでください。
培地性能への影響が考えられるため、使用はお勧めできません。
酸化還元指示薬が反応して不織布が着色します。日光やUVを避けて保管してください。
食品残差により、培地面の視認性が悪くなる場合がございます。フィルター付きストマッカー袋使用するか、検体の上澄液を試験してください。
懸濁物質が多い検体の場合にはフィルター付きのストマッカー袋を使用する事で、培地中への検体の持込を軽減する事が出来ます。
滅菌済みの器具で砕いたりカットした後、通常の食品試験と同様に試験してください。
抗菌物質が菌の発育を阻害するので、正確な検査が困難になる可能性があります。抗菌物質の影響を低減するため、検体を適宜希釈してください。
希釈液に懸濁して試験して下さい。
化粧品は一般的に抗菌物質を含んでいますので、化粧品用希釈液(LP希釈液 / ポリソルベート80等)で希釈してから測定する事を推奨します。
LP希釈液 / ポリソルベート80など界面活性剤を含む希釈液での懸濁をお勧めします。
高粘度、色の濃い試料(醤油、ソースなど)、極端なpHの試料以外は可能です。
可能です。
可能です。
本培地の検出感度は1cfu/mL以上となります。例えば1cfu/100mL中の菌の検出などを行う場合には、メンブレンフィルター法をお勧めします。1mLの滅菌水を本培地に添加後、濾過したメンブランフィルターをのせます。
①食塩濃度の高い試料では、菌の発育が不良となる可能性があります。
②醤油、ソース、コーヒーなどの着色した試料では、コロニーが見難くなる可能性があります。
③試料のpHが極端に高いまたは低い場合、菌の発育が不良となる可能性があります。
④抗菌性の強い食品(例:ニンニクパウダー)の場合、コロニーの発育が抑制される場合があります。
このよう場合には、リン酸緩衝液などの緩衝液で希釈または、検体のpHを中和しpH7になるように調整して下さい。
・製造直後に検査して下さい。
・保存安定性確認の場合は、消費期限のタイミングで検査して下さい。
冷蔵庫から出した直後は開けづらい場合がありますので、あらかじめ室温に戻してからご使用下さい。
検出には影響しません。シワを指先でのばさないようお願いします。発生したシワ は培養中にほぼ消失します。
培地部の周辺を指先でなぞるようにして、空気を追い出してください。また、カバーフィルムを少し引っ張りながら閉める事により密着しやすくなります。小さな隙間は検出に影響しません。
50枚程度(倒れない範囲)まで可能です。ラック等の使用が便利です。
すぐに培養することが好ましいです。
可能ですが、出来るだけ早く培養する事をお勧めします。なお、選択培地を使用する場合は、培養時間が異なると選択性能に影響する場合があるため、あらかじめ検証することを推奨します。
原理的には1個/枚以上です。
300個/枚を上限としておりますが、グレードによって異なります。取扱説明書を確認してください。上限を超えた場合は、検体を希釈して試験してください。グリッド線を使用すると、おおよそのコロニー数を計算することができます。
TNTC(too numerous to count)と記載します。検体を希釈して検出上限以下で試験してください。
運動性の高い菌や生育の速い菌が、このようなコロニーを示します。連続している場合は一つと数えてください。詳しくは発色見本を参照下さい。
本培地は1mLの検体を添加することで、性能が発揮されるよう設計されています。 試料液の添加量が少ない可能性や、培養中に乾燥した可能性があります。正確に1mLの検体を添加し、カバーフィルムを確実に閉じるようにしてください。 高粘度の試料を添加した場合にも、同様の現象が起こることがあります。この場合、試料を希釈して試験してください。
菌数が多い(104 CFU/mL以上) 場合、コロニーが重なって識別が困難になります。場合によっては、菌数が多すぎることでコロニーの発色が薄くなることもあります。また、検体に含まれている物質によって、発色剤が反応して全面が着色することがあります。
これらの培地には酸化還元指示薬が発色剤として含まれています。日光やUV灯に当てると着色します。検体に酸化されやすい物質が含まれていると着色します。
これらの培地には発色酵素基質が含まれています。精肉、生野菜などでは食品由来の酵素によって発色することがあります。全面がうすく着色しますのが、コロニーを識別することができます。 測定が困難な場合は、検体をさらに希釈してください。培養開始後3時間で着色する場合は、食品由来酵素の影響が疑われます。
食品由来の酵素による発色が、コロニーに見えることがあります。フィルター付きのストマッカー袋を使用し、食品残渣を加えないようにしてください。
選択培地の場合、選出原理の違いや選択剤の組み合わせの違いなどにより、検査結果が異なる場合があります。同じ組成の場合でも、原料背景が異なるだけで、結果に相違が出る場合があります。
混釈法のように熱による微生物への影響が無いため、菌数が多くなる事があります。
寒天培地の混釈の場合、試料液は15-20倍に希釈されますが、本製品では試料液濃度は変わりません。そのため、高い塩濃度、極端なpH、抗菌物質が含まれている試料の場合、本製品はこれらの影響を強く受け、寒天培地と比べてコロニー数が少なくなることがあります。
乾式培地法、シート培地法などと報告する事をお勧めします。
使用後は高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)などにより滅菌操作をした後、廃棄ください。
高濃度の次亜塩素酸が必要であり、殺菌効果の低下が速いため、お勧めできません。
耐熱性のある袋に入れて、30分以上加熱してください。
拭取り時に強く力を加えると、不織布が剥がれます。逆に力が弱いと菌を採取できません。正確な試験を必要とする場合は、綿棒を併用した拭き取り試験をしてください。
滅菌生理食塩水1ml を添加して15分待ち、完全に吸収した後にお使いください。ふき取った箇所は培地成分が残ることが有りますので、アルコールなどで清掃する事をお勧めします。
食材に培地成分が残留する事が考えられますので、お勧めしておりません。
15分以上前に添加してください。または2週間冷蔵で保管出来ますので作り置きが可能です。
出来るだけ異物を避けて拭取り検査をして下さい。それでも困難な場合には、綿棒を併用した拭き取り検査をお勧めします。
ACplus (R-AC)には、独自の栄養成分と酸化還元指示薬が配合されています。菌の高い検出性と、短時間(24時間)での検出を可能にします。ただし、一部の菌では48時間の培養が必要になります。
以下の微生物は、検出しづらいことが実験的に判っています。
・乳酸菌( 酸化還元指示薬の反応性が、産生した酸で低下するため。)
・一部ののMicroccus属細菌などのグラム陽性球菌(酸化還元指示薬に感受性のため。)
・一部のシュードモナス属細菌
以下の微生物は、48時間の培養が必要になることがあります。
・乳酸菌( 酸化還元指示薬の反応性が、産生した酸で低下するため。また、元々の菌の発育が遅いため。)
・低温細菌(発育が遅く、発育至適温度が低いため。)
検体に含まれる菌数が多すぎる場合、コロニーが消失することがあります。検体を適切に希釈してください。
カビは種類によって、大きく広がったコロニーに発色します。広がったコロニーを1個として測定してください。
菌の種類や状態によっては、48時間の培養でも発育しないことがあります。ただし、一般生菌数は好気条件、35℃、48時間培養したときに得られる菌数と定義されています。48時間の培養後に測定することをお勧めします。
ACplus (R-AC)や一般生菌用には一部のカビや酵母も生育します。発育したコロニーは、一般生菌数としてカウントします。
大腸菌群がもつβ-ガラクトシダーゼ活性を利用した、発色酵素基質による検出(X-gal 法)を採用しています。デソキシコレート 寒天培地よりも、高い感度が得られます。
大腸菌はβ-ガラクトシダーゼ活性に加え、β-グルクロニターゼ活性を持ちます。ECにはそれぞれの酵素活性に対応した発色酵素基質が含まれています。これにより、大腸菌と大腸菌以外の大腸菌群を識別することができます。
腸管出血性大腸菌は大腸菌ですが、その一部(O157など)はグルクロニダーゼ活性を持ちません。そのためMC-Media Pad ECでは、グルクロニダーゼ活性を持たない腸管出血性大腸菌は大腸菌群として検出されます。また、MC-Media Pad では血清型の区別はできません。
大腸菌群以外にもβ-ガラクトシダーゼ活性を持つ細菌がいます。これらの細菌の生育は抑制していますが、長時間の培養では抑制できないことがあります。培養時間を守ってご使用下さい。
ブドウ糖などの糖類が多いサンプルでは、発色酵素基質の検出性能が低減することが有ります。そのため、高濃度に糖類が存在する検体の場合には希釈する事をお勧めします。
コアグラーゼ試験などの生化学的鑑別を行い、黄色ブドウ球菌と確定させることをお勧めします。
青~水色の発色がない黒いコロニーは、黄色ブドウ球菌ではありません。
カビは広がったコロニーを形成し、酵母は1~2mm程度の小さなコロニーを形成する傾向があります。
48時間または72時間培養において、ISO21527-1法と高い相関を有することを確認しています。ただし、好乾性のカビや耐熱性酵母などのでは、72時間培養が必要な場合もあります。
本製品の表面色調は白色~淡いピンクです。そのため、使用時に若干ピンクに見えることがあっても、品質に影響はありません。
カビの胞子や酵母が産生した色素と混ざって見えることがあります。
検体に含まれるサルモネラ属菌が多い場合は検出できますが、少ない場合は検査をすり抜ける可能性があります。通常は増菌培養液を、サルモネラ以外の菌が多いことが予想される場合は、選択増菌培養液を併用した検査をお勧めします。
サルモネラ用は大腸菌群の検出を目的としていません。使用用途に合わせた培地をご利用下さい。
腸内細菌科菌群ではありません。
黄色の変化が全面に広がり、腸内細菌科菌群と非腸内細菌科菌群を識別しにくくなるためです。
同じではありません。腸内細菌には多くの微生物が含まれており、腸内細菌科菌群はその一部です。
本製品の表面色調は白色~淡いピンクです。そのため、使用時に若干ピンクに見えることがあっても、品質に影響はありません。
卓上ライトを用いて、明るい環境下で測定してください。
牛乳を直接添加すると、培地が紫色にならずコロニーのカウントが困難なことがあります。検体を希釈することで改善します。