よくあるご質問

アカバネエライザキット

Q1

アカバネエライザキットを使用するときの一般的な注意事項は

A
・標識抗体以外の副剤とお使いになるストリップをあらかじめ箱から出し、室温に戻しておく。
・ストリップの外側に保存液が付着していることがあり、そのまま使用すると乾燥して曇りの原因となる。使用前にぬれたペーパータオルなどでふき取っておく。
・洗浄は全てのウェルに洗浄液が充填されていることを確認し、洗浄液をこぼした後はペーパータオルなどの上で下向きにしたプレートをたたき充分に水をきる。
・マイクロピペットは正確に分注できるよう校正を行っておく。
・リザーバー、器具、チップなどは清潔なものを使用する。特に発色基質液を使用する器具類は水道水の塩素などが残らないよう精製水で充分すすいだものを使用する。
・使用した後の試薬は速やかに冷蔵庫に戻す。

Q2

希釈した標識体希釈用液は保存できるのか

A
10倍に希釈した標識体希釈用液を洗浄液として用います。
使用時に希釈するのが望ましいですが、冷蔵庫で3日くらいであれば保存できます。

Q3

使い残りのモジュールはどうやって保存すればよいか

A
なるべく空気をぬいてチャックをぴったり閉め、保存液がこぼれないように水平に保って保管してください。
水分が蒸発して結晶ができてしまうと使用できなくなります。
水を含んだキムワイプなどをプレートの脇に置いて同封すると蒸発しにくくなります。

Q4

アカバネエライザキットを使用するために必要な器具、試薬は

A
450nmの吸光度が測定できる96穴プレートリーダー、、37℃に設定できるインキュベーター、8連または12連マルチチャンネルピペット、リザーバー、マイクロピペット(5µL~5mL程度)、プレインキュベーション用のV底プレートなど、ペーパータオル、プレートを覆うフィルム、純水

Q5

抗原希釈用液のスキムミルクが溶けない

A
懸濁液ですから溶けません。軽く攪拌して沈殿を沈めてから上清を採取してください。
沈殿がウェルに入っても測定に影響はありませんが、大きな沈殿はチップに詰まることがあるので吸わないように注意してください。

Q6

ブランクで0点調整をするというのはどうやるのか

A
0点調整が必要な吸光度計はブランクウェルを用いてください。
なお最近の吸光度計はブランクを設定する必要のないものが多くなっています。
この場合は特にブランクウェルを用いる必要はありません。
ブランクウェルの吸光度が特に高くないことをご確認ください。

Q7

指示陰性血清の吸光度が高く、指示陽性血清の吸光度が低い。他のキット(弊社豚コレラ、牛白血病、牛ブルセラのELISAキット)とは異なるのか

A
アカバネエライザキットは競合エライザです。固相化した抗原に反応する抗体を検出する間接ELISA(豚コレラ、牛白血病、牛ブルセラのキット)とは異なります。
抗アカバネウイルス抗体を固相化したウェルに検体と一定量の抗原を加え、固相化抗体に反応した抗原を検出します。
検体中に抗アカバネウイルス抗体があると抗原と反応しますから、固相化された抗アカバネウイルス抗体と反応できる抗原が少なくなります。
これを「阻害率」として測定します。阻害率が高い(つまり吸光度が低い)ほど陽性ということになります。
従って阻害率が低い陰性血清は高い吸光度を示し、阻害率が高い陽性血清では吸光度が低くなります。

Q8

指示陰性血清の吸光度が低い

A
キットの指示陰性血清はキットの使用方法で測定したとき0.4以上の吸光度が得られるように設定してあります。
吸光度が0.4未満であった場合、操作の間違いなどが考えられます。たとえば
・検体反応後(標識抗体添加前)の洗浄が不十分。
・標識抗体溶液の希釈倍率を間違えた。
・発色基質液の液温が室温に戻ってなく低すぎる。
・ピペットの校正不良により試薬の採取量が不正確であった。
・試薬の調製時の取り違え。
・陽性血清のコンタミなど。
また肉眼では発色が見られるのに係わらず吸光度が低い場合は吸光度計の整備不良により正確な吸光度が表示されていない可能性も考えられます。

Q9

試薬をこぼしてしまったのでこれだけ買いたい

A
組み合わせ製剤であるため、申し訳ありませんが個別試薬の販売及び分与は行っておりません。

Q10

真空がゆるんでいるが大丈夫か

A
プレートの外装袋の脱気がゆるんでいてもウェルの内部が乾燥していなければ問題ありません。

Q11

発色停止後ブランクを含め全体に色がついている

A
全てのウェルが一様に発色している場合は、標識抗体反応後(発色基質液添加前)の洗浄不足、発色基質液のコンタミネーションなどが考えられます。
発色基質液は酸化性物質などの混入により発色します。特に水道水の塩素などには鋭敏に反応します。
使用するリザーバー、チップなどの汚染にはご注意ください。

Q12

プレートの周辺部が中央部よりやや発色している

A
プレートの周辺部が他に比べやや高い吸光度を示すことはELISAのエッジ効果と呼ばれ、インキュベーター内で周辺部が先に温まり、反応がより進むためと考えられています。
試薬類の温度が低い場合により顕著に現れます。
ただしエッジ効果による吸光度の差はごく小さいもので、吸光度が高い場合はエッジ効果ではなく別の原因である可能性があります。

Q13

発色時に遮光しなくてよいのか

A
直射日光が当たらなければ必要ありません。室内の照明などは影響ありません。

Q14

発色液添加後ウェルに泡がたつがどうすればよいか

A
発色基質液は泡が立ちやすい性質があります。泡が立たないように静かに分注してください。
2段階目の吐出しを行わない方法もあります。詳しくはマイクロピペットの取扱説明書を参照してください。
泡がたってしまった場合は清潔で乾燥したチップの先で泡を突いて消してください。

Q15

箱が異なる試薬を混合して使用してもよいか

A
同一製造番号であれば内容物は同じですが、同一キット内の試薬で過不足なくお使いいただけるよう設定してありますので、なるべく同一キット内の試薬をご使用ください。
製造番号が異なる場合は試薬の取替え、混合しての使用はできません。