疎水クロマトグラフィー用ゲル

タンパクは、その分子の一部に疎水性の強いアミノ酸残基を持っています。疎水クロマトグラフィーは、この部分とゲルに導入した疎水基に対する疎水的相互作用の差を利用した分離精製方法です。
疎水的な結合力に影響を与える要因には、塩濃度、温度、pH、界面活性剤、エチレングリコールなどがあります。イオン強度(塩濃度)が強いほど、疎水的な結合力は強くなります。疎水クロマトグラフィーは、イオン交換クロマトグラフィーで分離できない特定成分の分離精製に効果的な方法です。
疎水性クロマトグラフィー用セルファインには、下記の2タイプがあります。

セルファイン ブチル

セルファイン フェニル



 
特長
(1) 選択性、回収率に優れています。
(2) 疎水グループ(修飾基)とゲルとの間の結合が安定しています。
(3) 物理的強度が強く、工業用用途で高流速で操作することができます。
(4) 有機溶媒、界面活性剤でも使用できます。塩濃度が高い溶液中でも、ゲルに影響を与えません。
(5) ゲルの破砕物、ゲルからの溶出がありません。したがって、医薬品分野でも安心して使用できます。

仕様
ゲル 多孔質セルロース
粒径 ca. 40-130μm
形状 球形
修飾基 セルファインブチル-ブチル基
セルファインフェニル-フェニル基
包装形態 20%エタノールに懸濁
耐化学
薬品性
pH3から0.2N-NaOHまで安定
耐熱 オートクレーブ(120℃、20分)可能


吸着量と回収率
  BSA Catalaze Myoglobin Glucose oxidase Ovalbumin
吸着量
mg/ml
回収率
吸着量
mg/ml
回収率
吸着量
mg/ml
回収率
吸着量
mg/ml
回収率
吸着量
mg/ml
回収率
セルファイン ブチル 25 87 42 62 19 62 38 97 31 87
セルファイン フェニル 30 92 35 71 11 63 37 99 31 89


セルファイン ブチル、フェニルの分離例
Columm : φ 6.6 mm × 5 cmL
Protein : Ribonuclease A, Lysozyme,
α-Chymotripsinogen A (2mg/ml)
Injection : 100 μL
Elution : 10 mM PB pH 7.0
1.5 → 0 M (NH4)2SO4 gradient (30CV)



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