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有機合成化学の研究職志望から
製造ライン志望へ変わった理由とは。

守山工場製造課 ES係
Kさん(2015年入社,千葉大学大学院 理学研究科 基盤理学専攻 修了)

2015年入社。学生時代は有機合成化学を専攻。守山工場での一年間の研修を経て、同じく守山工場の製造課へ配属となる。入社当初は研究職志望であったが、研修期間中にメーカーにおける製造部門の重要性を学んだことで、自ら現在の部署への配属を希望したという。プライベートもエネルギッシュに過ごす。社内のソフトバレー部に所属しており、未経験の状態から練習を重ね公式戦デビューも果たしている。また、自らが中心となり社内でフットサル同好会を設立。若手メンバーを中心に月に一回程度、練習や試合を行っているという。


若手社員でも大きな仕事を任される。
その言葉が心に残った。

大学時代の専攻は有機合成です。在学中に学んだ知識・経験を活かせる研究開発の仕事に就きたいと思っていたので、就職活動は素材メーカーに絞って行うことにしました。会社選びにおいては、自身の専攻が活かせる職場かどうかという点とともに、自分に合う風土を備えた企業かどうかという視点も重要だと考えました。新卒で入社した企業が、今後の数十年を過ごす場所になる可能性もあるでしょう。だからこそ、事業内容への興味の度合いだけでなく、企業風土という観点を重視したのです。エントリーシートを提出したのは約30社。そのうち面接に進んだのは約10社です。このうちJNC株式会社には、会社説明会などの段階から、学生の声を積極的に聞こうとする意欲を感じました。また、JNC株式会社の若手社員から、仕事の具体的な内容や、「若手でありながらも、既にやりがいのある仕事を任されている」という話を聞く機会もありました。こうした体験から感じ取った風土に惹かれ、入社を決断します。守山工場での一年間の研修中には、先輩から「100%の力で仕事をするように」とよく言われていました。結果はどうであれ、自分が持てる力は全て出し切るように、ということです。言葉にすると根性論・精神論のように受け止められてしまうかもしれませんが、学生から社会人への脱皮を果たすために、これは重要な教訓であったと考えています。また、周囲の人々と力を合わせ大きな仕事を成し遂げていく醍醐味も知りました。幼い頃からサッカーをしていたこともあり、集団で物事に取り組むことには慣れているつもりでした。しかし、チームで仕事を成し遂げたときに得た喜びは、これまでに感じたことのない類のものであったように思います。

研修期間での経験が、
新しい自分の扉を開いた。

一年間の研修を終え、守山工場製造課に本配属となります。入社してからしばらくは、自分の専攻である有機合成化学の知識を活かせる研究職を希望していました。しかし、研修期間中に、製造に関する知識をより深めたいという気持ちが芽生えてきたのです。新規的な技術をどのようにものづくりに活かすのか、製造部門の立場から考えていきたい、このように思いました。また、JNC株式会社のなかでも成長分野である繊維事業についてもっと知りたいという気持ちもありました。ですので、現在の部署に配属となったことはとても嬉しく感じています。守山工場製造課では、ES繊維という、紙おむつなどの衛生材料に使われる熱接着性複合繊維の製造を行っています。4つある製造ラインのうち、私は配属当初から最も生産性の高いラインを任されています。主な業務は、生産計画・運転管理・品質管理などです。製造ラインの担当者は、製造から出荷までの流れを安全で効率的なものとするために、以下のポイントに留意する必要があります。ひとつは、営業・開発・生産技術・品質保証・保全・物流などの領域にまたがる関係部署との調整を確実に行うということ。そしてもうひとつは、現場オペレーターとの密な連携を図ることです。なかでも現場オペレーターとの連携は生産性や品質に直結するだけに、とくに重要だと考えています。

本配属後すぐに、
最重要製造ラインの担当に。

入社前から若手社員でもやりがいのある大きな仕事を任されるという話は聞いていましたが、実際は想像以上でした。同世代の若手に、海外工場の立ち上げや、新製品の開発などの重要テーマに即戦力として加わる社員が多いのです。前述のように、私も3年目の社員でありながら重要な製造ラインを任せてもらっています。それだけに緊張感もあります。私は機械系専攻ではありませんが、自分が担当している製造ラインについては熟知しておく必要があります。だからこそ、自分で考えてもわからないことは曖昧なままにせず、臆することなく誰かに教えを請うようにしています。また、現場オペレーターとのチームビルディングにも積極的に取り組んでいます。本配属後、程なくして製造ラインの生産量アップという課題に臨むことになりました。単に事務的な要請をするだけでは、現場との連携はうまくいきません。設備の稼働率・オペレーターの作業効率など、さまざまなポイントを一つ一つ検証し、現場で汗を流してくれる仲間の理解を得るべく協議を繰り返しました。結果、目標の生産量を達成することができたのです。マネジメントというと大げさかもしれませんが、このような働きは、新人時代にはできなかったことです。社会人として成長したという実感を得ることができました。

積極的に挑戦できる。
成長を後押しする環境がある。

製造プロセスで繊維という素材を扱うにあたっては、手触りなど人的な感覚をもとに品質の良否を判断することも少なくありません。こうした作業をデータに基づいて数値化し、標準化し、一層の効率化を図る。これが直近の目標です。未だ本格的に着手されたことのない類の仕事ですが、ぜひ自分がやってみたいと考えています。現在は複合繊維の製造に携わっていますが、研究開発という仕事には今でも興味を持っていますし、設備投資計画などを担当する生産技術関連の部門にも関心があります。豊富な技術や知識を身に付け、多角的な活躍ができる人材となりたい。そんな夢を描いています。