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博士課程までで学んだ知識を、
JNC株式会社が保有する技術と組み合わせたい。

水俣研究所 シリコン開発グループ
Gさん(2017年入社,京都大学大学院 博士後期課程 工学研究科 材料化学専攻 修了)

2017年入社後、研修期間を経て水俣製造所シリコン開発グループへ配属。博士課程まで無機材料の研究に没頭するが、就職活動では無機材料にこだわらず学生時代とは違う分野にも挑戦ができる環境を求めたという。目標は、無機材料の知識とJNC株式会社の技術を組み合わせて、「10年後の柱」となるユニークな材料を開発すること。プライベートでは、温泉巡りに凝っているという。温泉につかり何も考えない時間をつくることで、日々フル稼働させている脳内をリフレッシュさせている。また、温泉以外でもランニングやテニスで汗を流すこともあると話す。


何故、博士課程に進んだのか。
それには大きな理由がある。

私は、博士課程を修了してJNC株式会社に入社しました。大学院で研究していたのは無機材料です。博士課程に進んだのは、学者を志望していたからではありません。むしろ、企業で働くことは予てから考えていました。ただ、就職を選んだ場合、研究以外の職種を担う可能性もゼロではないでしょう。ならば学生であるうちに、自分が専攻する分野の研究で「とことんやりきった」という手応えを掴んでおきたい。そこで得た経験は、この先どんな道を辿ることになったとしても、自身の拠り所になるはずだと考えたのです。これが進学を選んだ大きな理由です。博士課程ではじっくりと研究に向き合うことができ、思い残すことはないと言えるほど充実した時間を過ごすことができました。

無機材料の知識と、
他分野の技術を融合させる。

学術的に優れた研究内容が必ずしも実用的であるとは限りません。私は、アカデミックな世界で評価されるタイプの研究よりは、ものづくりに関わり人びとの生活に直接貢献できるような研究がしたいと思っていました。なので、最終製品の性能を左右する「材料」を供給している会社への関心は強かったです。また私は、大学で研究してきた無機材料だけに限らず、ポリマーや有機材料にも興味があります。前述のとおり、私にとって無機材料は博士課程までかけて追求してきたテーマになります。その無機材料の知識とその他の分野の知識とを組み合わせることで、従来にはない面白い技術が生み出せるのではないかと考えているのです。JNC株式会社には、博士課程を修了しながらも、学生時代の専攻に留まらず幅広く活躍している社員が少なくありません。「このような環境であれば、分野横断的で意義深い研究を行うことができるはずだ」という期待を持てたことが、入社を決めた大きな要因です。また、会社を選ぶにあたっては、のびのびと働ける環境か否か、という点も考慮しました。JNC株式会社の社員とは気兼ねなく色々な話をすることができていたため、この点に不安はなかったですね。JNC株式会社は、100年以上にわたる歴史のなかで培ってきた技術を守ると同時に、大学や研究機関とコラボレーションを行うなどして新しい技術領域の開拓にも果敢に挑んでいる企業です。私自身もいち早く優れた貢献ができるようになりたいという思いで日々仕事をしています。

研究者として製造に貢献する。
最前線で働く手応えが感じられる。

入社後は水俣製造所で一ヵ月の集合研修を経たのち、市原製造所のポリエチレン製造プラントで3ヵ月の現場研修を積みます。当たり前のことですが、学生時代を過ごしたラボとは全くスケールが異なっており、そのインパクトには圧倒されました。また、メーカーにおいてどのようにしてモノがつくられるのか、実際の製造現場を観察しながら直接学べたことは、大きな収穫となりました。研究者としていくら素晴らしい成果を上げることができたとしても、製品に活かすことができなかったら意味がない。3ヵ月の現場実習は、メーカーの研究職として働く意味を改めて意識づけてくれました。8月からは、水俣製造所のシリコン開発グループに本配属となります。現在私はここで製品の製造支援を担当しています。主な仕事は、「スケールアップ」と「問題解決」です。スケールアップとは、製造現場で使っている窯などの設備をより大きなものにするためにはどのような条件設定が必要なのかということをラボで分析し、その分析結果を製造現場での検証へと橋渡しする仕事です。問題解決は、製造工程に突発的なアクシデントが生じたとき、その原因はどこにあるのかを究明し、処方箋を提示する仕事になります。このように研究者として製造の現場へ貢献できていることには、喜びと手応えを感じています。

山は高いからこそ燃える。
やってやろうじゃないかと思える。

博士課程までをかけて、専門分野についてはそれなりに勉強をしてきたつもりでした。しかし、社会に出て痛感するのは、まだまだ知識も経験も足りないな、ということです。上司や先輩には難なくこなせる課題が、私一人では解決できないということが未だにある。こうした体験をするたび、悔しい思いもありますが、自分の伸び代を感じることができるという意味で刺激にもつながります。刺激を日常的に感じることができる環境がある。負けたくないと思わせてくれる人がそばにいる。いまこの場所で働くことは、自分の成長につながるものと確信しています。これからは、技術的な知識・経験を増やすことはもちろん、多くの人を巻き込んで仕事をしていくために、コミュニケーションのスキルなどもブラッシュアップさせたいと思っています。こうした力は、学生時代にはなかなか学ぶことができなかったものです。そして将来は、自分自身が中心となりJNC株式会社の「新しい柱」となるような事業を生み出していきたい。目標とする山は高いですが、高いからこそ燃える。「やってやろうじゃないか」と素直に思うことができる。この思いが、今の私のモチベーションにつながっています。